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健康診断の結果の見方・再検査が必要な方へ

2次検査(精密検査)をご希望の方へ

健康診断で指摘された方は、2次検査が不可欠です。
当院で実施している2次検査・精密検査は以下となります。

項目 検査
肝機能異常・γGTP 腹部超音波検査・腹部エコー検査
便潜血検査・大腸がん検診 大腸カメラ
胃がんリスク層別化検査・ABC検診・胃がんリスク検診

ピロリ菌検査(尿素呼気法など)

バリウム検査 胃カメラ

2次検査の受診の仕方

当院へご来院頂き、受付を済ませて頂きます。病状に合わせた検査の予約を行います。採血結果や紹介状、健康診断の結果などがありましたらお持ちください。

 

再検査と精密検査の違いって?

人間ドックや健康診断の結果が要精密検査・要再検査であった時は、どちらも再検査を行なわなければなりません。なお、2つの違いは下記の通りです。

再検査

要再検査は、「検査の数値が正常ではないため、再度同じ検査を行う必要があります」という意味です。平常時でも数値に異常があるのか、検査当日の体調が原因で異常な数値になったのかの確認をします。再度検査によって異常な数値が認められた場合は、原因を特定するために精密検査を行います。

精密検査

要精密検査は、「検査の数値が正常ではなく疾病が隠れている可能性があるため、原因を特定するために詳細な検査を行う必要があります」という意味です。異常が出た原因を突き止め、状態によってどんな治療が必要かを見極めるための検査です。実施される精密検査は、異常の数値や種類によって判断します。

 

当院の2次検査(精密検査)の特徴

 

胃カメラ検査

吐き気が少なく胃カメラ検査による不快感を抑えるために、当院ではほとんどの患者様が鎮静して行っています。鎮静に不安を抱えている方がいることも十分に承知しており、相談して鎮静剤を少量に調整して行えますので、安心して検査のご相談ください。病変の早期発見のため、咽頭食道から胃十二指腸にかけて、色素散布・NBI特殊光観察・AIシステムの導入を駆使して検査していきます。

胃カメラ検査

大腸カメラ検査

当院の大腸カメラ検査では、できるだけ体の負担を減らせるように行っていただくために、吸収の速い炭酸ガス、麻酔を使った検査、480mlと少ない下剤の飲みやすさなどの内視鏡検査の簡易化などに力を入れ取り組んでいます。検査中に認められた病変は、色素散布やNBI特殊光観察によって確認し、摘出、または組織を切り取って判断や治療をその場で行います。病変が治療できるものであれば、検査中にその場で摘出します。別日に別途手術を行うことがないため、時間の拘束も体への負荷も減らせます。当院では、熟練した医師が検査を行っていますので、患者様の負担を減らした安心・安全な検査を受けて頂けます。

大腸カメラ検査

腹部超音波検査

腹部超音波検査は、超音波断層法を利用して腹部の臓器を調べます。放射線による被ばくの心配がないため、妊婦健診などにも使われる検査です。リンパ節、脾臓、腎臓、肝臓、胆管、胆嚢、膵臓などの検査に用いられます。検査にかかる時間はおよそ1015分で、検査による痛みはありません。検査は経験豊富な医師が行います。

注意すべき疾患

食道がん

食道がんは、大半が飲酒によって生じます。フラッシャーと呼ばれる、少量のお酒を飲むだけで顔が赤くなる体質の方は特に注意が必要です。

胃がん

胃がんの大半は、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染によって起こる慢性胃炎から生じます。免疫力が弱い幼い時期にピロリ菌に感染し、大人になっても自然に除菌されることはありません。ピロリ菌による疾病が認知されてきたことで、胃カメラによる精密検査の受診が増えてきており、保険診療によるお薬での除菌療法によって、罹患者・死亡者数は減少しています。

大腸がん

大腸がんが生じる要因は複数ありますが、多くの場合、食生活の欧米化によるものと言われています。粗食の農耕民族の遺伝子を持つ日本人に、欧米の食事が取り入れられるようになって大腸がんが増えたと考えられています。大腸カメラ検査によって腺腫と呼ばれるポリープが見つかることがよくあります。このポリープが進行すると大腸がんになります。大腸がんは罹患者数、死亡者数どちらも上位3位以内にあり、現在も増え続けていますが、大腸カメラで初期の段階でポリープを発見し、切除することができれば大腸がんを防げます。